法律はときの行政の関心次第で決まっていく

法律は人々の生活や行動を守ったり規制したりするためにあります。
しかし現実生活ではそれが実態にそぐわない場合があったり、不備のために脅威にさらされたりしている場合もあります。
それの一例として車があります。
車を所有して公道を走行できるようにするためには車検という検査基準をクリアしなければなりません。
また他に新車登録時の時点で一定の基準を満たさないと販売も行うことができません。
これらに関して排ガスや燃費向上対策などは国の行政自体が積極的なのに対して、エンジン音など騒音対策やスピード超過対策はあまり積極的でないのが現実です。
というのは高速道路などは最高速度が100なのに現実は30オーバーまでは検挙されない現実があります。
それに車自体がその気になれば200も出せる構造になっていたりします。
この矛盾を行政は事実上放置しているし、警察は取り締まってはいるけど反則金目当てで行動しているという批判もあったりなどします。
この矛盾を解消するためにはメディアを通じて大々的に指摘をして改善を促さないとならないのですが、そのメディア自体もそれを行わないために、時の行政の関心が薄くなり改善されないままとなってしまいます。
言い換えれば法律はその時の行政の関心次第で決まるといっても過言ではありません。